halehina's blog

ハワイの伝統文化であるロミロミを中心に、ハワイを深く掘り下げていきます

ハワイのポジティブエナジー!「フラのススメ」

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 アロハ!皆さんお元気ですか?

 

自宅から出られない時期が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。あまりにも長く篭っていると、正直こころも体も疲れてきますよね。何とかしてポジティブでいようと、私は今回の長期的な自宅待機で色んなことを試してみました。それは何かと言うと、過去に自分がやっていたことの見直し作業です。

 

まず、「家庭菜園」を再開しました。これは以前、沖縄に住んでいた時にやっていたのですが、関西に戻ってからは全く頭にもなかったんですね。実際に畑をできる環境でもなく思いもつかなかったのですが、コロナ禍で環境を変えることを選び、そこから思い出しました。

 

石ころだらけの小さな庭の、土を耕すというところからスタートしましたが、これがなかなかの体力勝負。根気も試されながら、なんとかミニ家庭菜園を作り上げることができました。小さなことでも形になると嬉しいものですね。そして勢いに乗ってもうひとつこの新月から本格的にスタートしたこと、それは「フラの復習作業」です。

 

ずっと頭の片隅にあったことなんですが、習ったら習いっぱなしでそのままにしてしまっていた踊りの数々、せっかく覚えたのにすでに記憶の彼方です。沢山の想いを抱えながら習っていたあの時間を、無かったことにしてしまうなんて…自分の為にもならないし、熱心に教えてくださった方々にも申し訳がたたない。

 

だけどもう一度それを思い出す努力をすることで、あの踊りたちは光を再び取り戻すことができる、そう思って復習作業をしていくことを決めました。さっそく全身が映る大きな鏡を買い、広々と踊れるよう空間の環境も整え、今まで習って書き留めたものを寄せ集めて、自主練習の開始です!

 

一ヶ月ほど前から基礎ステップの練習を定期的に始めていたので、スムーズな足腰の運びもゆるやかに戻ってきていました。ここ2ヶ月ほどの運動不足で完全に落ちていた体力も、日々の基礎練のおかげでググッと元通り。始めた頃はすぐに息があがっていましたがそれも無くなりました。やってみるものですね、年齢はあまり関係無いようで意外です。

 

フラは見た目、とても簡単そうで楽に踊っているように見えますが、実は全くそうではありません。基礎のステップを10分間全力で踊るだけでも汗をかきます。腰をしっかりと落としてリズムよくステップを踏みながら、正しい姿勢を保ち続ける ことの大変さがあるのです。

 

基礎のステップをやるにはおウチの中の、ちょっとしたスペースでも可能です。思いついた時にやることができるので、もし運動不足で困っている人がいればお勧めします。初めての人でもできます。もちろん最初から完璧なステップは踏めませんが、やり始めるととても楽しいものなので、是非この機会に。

 

既にフラをやってらっしゃる方は、この期間中でいっぱい復習できたのではないでしょうか。もしまだなら、良かったら私と一緒に今から始めてみませんか?きっと楽しいワクワクが戻ってくること間違いなしです。ストレスが溜まりがちなこの期間中だからこそ余計に。

 

何故ここまでフラ押しなのかというと、その理由はハワイ文化の持つポジティブなエネルギーにあります。私がこのコロナ禍の不安な最中で感じたことは、ハワイの伝統的なものに触れていると、気持ちがどこか安定するということでした。

 

ハワイということで南国的な癒しの効果があるというのもありますが、もう少し深い訳があります。ハワイの伝統文化は色々とありますが、そのどれもに共通している大切なことがあるのです。

 

「ALOHA」という言葉の持つ意味、そこには沢山の想いがこめられているということを以前ブログでお伝えしたのですが、覚えていらっしゃいますでしょうか?ハワイにはハワイ語というものがあり、それによって行われるチャント(お祈りのようなもの)が執り行われる時があります。

 

日本で言えば言霊のようなもの、お経のように意味が込められた文章を詠うのです。それはここぞという大切な時は勿論ですが、そういった時に限らず生活に近いようなところでも使われていますし、実はフラを踊る時にも使われているのです。

 

踊りと祈り… 少し違和感があると感じる人もいるかもしれませんが、元来踊りとはそういうもので、盆踊りひとつを取っても「先祖供養」という深い意味があったりします。太陽神アマテラスが隠れて世界が闇に閉ざされた時、重い岩戸を開かせたのはアメノウズメの踊りでした。

 

フラにも「古典フラ」と「現代フラ」があり、カヒコと呼ばれる古典フラには、神様に捧げる踊りが沢山あります。そしてフラは体幹を整えることができる踊り、つまり芯が整うのです。精神的にも身体的にも中心をしっかりさせてくれるもの、だからこそフラをやるとポジティブエネルギーに満たされるのですね。

 

フラに触れたことがない人にも、是非この機会にチャレンジしてもらえたらと思います。マイナスな状況をプラスに変えていくのは、思考の持ちようやちょっとした行動でも可能です。小さなことから少しづつ始めると、気がつけば笑顔で話していたということもあります。私は最近、無意識に鼻歌を歌っている自分にハッとしました。そんな小さな変化も何だか嬉しいものですね。

 

ではではまた次回、元気にお会いしましょう!

 

 

#おうち時間 #楽しく #フラ #ハワイ #生活 #ハッピー 

 

 

 

 

 

 

 

 

古代ハワイの「アフプアア」は今どこに

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ハワイには、アフプアアという場所があります。
 
土地を山の上から海に繋がる縦のラインを全て含んだ空間を、
区切ることなくひとつのものとして機能する有機体のように捉え、
その中で自分たちもその一部となり生活をしていくことが可能な土地のことです。
 
先住民族の伝統的共同体として存在したアフプアアは、
一言で「土地」という風には表しきれない、大切な空間でした。
 
山に雨が降りそれが川となる。
流れ降りる水は、その過程で食料であるタロイモやフルーツを育て、
人がそこに暮らし、狩りや漁に出たりしていました。
川の水は最後には海へと流れ出て、豊かな生態系を保つ役割をしています。
そこには一区切りではなく、
ひとつらなりで生きている人々や動物たちの姿がありました。
 
そして現代。
ハワイに行ってアフプアアの姿を見ようとした時、
それは昔ほど容易には見つけることができないでしょう。
古くからの生き方を守り続けているハワイアンがいたとしても、
それが多くの人々も含めた共同体として存在するには、
開発・発展が進められた現代においては難しいような状況だからです。
 
 
私は今、神戸の都会に住んでいます。
街を歩いていると、たまにハッとさせられることがあります。
ビルの隙間に一瞬見える山の姿です。
その姿は圧倒的で、私にはとても大きな生き物のように思えるのです。
ビルの後ろには山がいる…呼吸をしながらジッとこちらを見つめているのです。
 
それに意識を集中させると、他の自然も見えてきます。
アスファルトの下には土がたっぷり、その下には水が流れている…
そうやってイメージしながら歩いていると、
私がいるこの街もかつては「アフプアア」であったことが分かります。
 
ですが、どうでしょう。
豊かな大地がこのコンクリートの下や隙間から見えているのに、
その恵みをダイレクトに頂くことがほとんど出来ていないのが現状です。
街では野菜やフルーツが生産されることはなく、
他の場所から生きる糧である食べ物を取り寄せながら、
私たちはこの土地で生活をしています。
 
身近で食べ物を育てない今、
コンクリートで覆った街で一体何が行われているのでしょうか。
 
ここでは、生活の周りに必要だと思われるものが供給されています。
洋服屋さんや雑貨屋さん、レストラン、観光も楽しめます。
会社では様々な取引が行われ、お金が動いています。
 
アフプアアが人々と暮らしの最小限のダイレクトな繋がりだとすると、
街は人々が豊かに暮らそうとする為の、少し間接的な動きです。
ただ日々を暮らすだけではなくより豊かになれるには、
という考えのもとに人々が作っていったシステムです。
では、そのイメージ通りにより豊かな生活は、
街によって手に入れることができたのでしょうか。
 
そこには、時間、お金といった観念が大きく関わってきます。
生きるエネルギーとしての物と、お金を同等としてやり取りしている現代。
お金を使うことによってそのエネルギーは、
保存がきいたり貯めたりすることはできるようになりましたが、
お金自体はシステムであってエネルギーそのものではないので、
例えばお金を食べて生きることはできません。
 
アフプアアで生きるには、自然の時間に合わせて動くことが重要となってきます。
何かを育てたり得ようとした時に、時間に逆うといい結果が得られないからです。
日が昇り沈む、その間にするべきこと、得られるエネルギーがあります。
 
ですが街では、時間に容易に逆らったり、
またはコントロールしようとまでしてしまっています。
そこに人類が抱えた課題「心身の不健康」の原因があるのではないでしょうか。
自然のリズムから人間が離れてしまった代償は大きいのです。
 
「アフプアア」、山から海までをひとつの有機体のように捉える考え方。
そこに一体化して住むことが、人々にどれだけ豊かさをもたらしてきたことでしょう。
だからと言って昔の姿に戻ることは難しいですし、
絶対的にお金が悪いという訳でもありません。
今あるものとの融合で新たなやり方を探していくことが、
現代に豊かさを見出す近道だと思います。
 
目に見えないアフプアアの姿をコンクリートの下に感じ、
意識しながら日々生きることができれば…
それだけでも「自分」という存在のあり方が少し変化していくのではないかと、
季節ごとに姿を変えていく山を見ながら想いを巡らせた冬の1日でした。
 

大自然から受け取る「生きる力」というギフト

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大型の台風が、

龍のような姿となって日本列島に寄り添いました。

徐々にこの台風の影響が出始めています。

 

ここまでの台風は、私たちにとっては未知の領域。

自然は時によってダイナミックな姿で私たちを包み込みます。

 

生かし生かされるものとして存在する人間と自然。

私たちが生きていく上で日々必要なのが大自然からの恵み。

 

そうは言っても、実際に大自然の猛威は本当に恐ろしいもの…

できれば真正面から向き合いたくはない、

出会わずにいたいと思う気持ちは皆が持っているものですし、

対峙して打ち勝てるような相手ではもちろんありません。

 

やってくるものを受け入れつつ難を逃す、

流れを止めることなく上手にすり抜けさせていくその方法を、

実は記憶のどこかで知っているのが日本人で、

それを思い出させる方向に向かっているのではないかという、

そんな気がするのは私だけでしょうか。

 

神は命を与えもし、奪いもする。

毎日たくさんの人が産まれ、亡くなっていく、

いのちの大きな循環の輪にいる私たち。

昔から大自然の中に八百万の神々を見出してきた日本人にとって、

自然を畏れながらも、どこかで敬う気持ちが芯を貫いている…

そんなことを感じずにはいられないここ最近。

 

 

世界中で今あらゆる自然が大きく動き始めています。

火山も、地球のコアからのエネルギーを外に向かって押し出しています。

 

1年半ほど前のハワイ島で私が経験した地震は、

ワイ島のキラウエア火山に住む女神ペレの意思の現れとして、

私たちの前にその威厳溢れる姿を見せてくれました。

 

時に赤く、時に黄金に輝きながら、

ワイ島の大地をゆっくりと歩く女神ペレ。

昔から彼女を身近に感じ敬い続けてきたハワイアン達は、

深い畏怖の念を持ちながらも感謝を忘れず、

ダイナミックに流れゆく溶岩流のそばでレイや踊りを捧げていました。

 

あれから1年半近くたった今、

女神ペレからの始まりのメッセージを経て、

新たな別の神々からのアプローチが始まっています。

 

ワイ島にある聖山、マウナケア。

海抜から入れるとあのエベレストよりも高いと言われる山です。

その頂上には、世界の国々の天体施設が建っています。

 

今現在、そこでリアルに何が起こっているのか。

雪の女神ポリアフが住む、天と神々が交わる地点に、

新たにまた人間の建造物が建てられようとしているのです。

 

。。。。。

 

ハワイアン達は再び立ち上がりました、

彼らの虐げられてきた文化と命の源を守るために、

武力や反対行動ではなく、愛に溢れた方法をもって。

全世界に向けてハワイから発信されたのは、真の「アロハ」です。

 

彼らは斬新で新しいやり方を実践しています。

マウナケアの麓に寝泊まりし、日々ハワイの文化を学んでいます。

神々に祈りを捧げるツールとしての古式フラを習い、踊る日々。

そこに暗い影は宿らず、誇り高い姿だけがあります。

彼らの輝きは世界に派生し、どんどんと広がり続けている…

このムーブメントは新たなる革命の姿です。

 

台風の影響が出始めた昨日の真夜中3時過ぎ、

私はベッドの中でマウナケアからの生中継動画を見ていました。

朝日と共に起き、山に向かって古式フラを踊る人々の姿。

 

それまで台風への対策で頭がいっぱいだった私は、

20分間ぶっ続けて全身全霊で踊る彼らを見て、

自分の心が完全に切り替わったように感じました。

 

自然と向き合うこと、感じること、感謝を祈ること、

それは「人間が自然からエネルギーを貰える方法」なのだと実感。

 

今回の台風はどんな大きな被害をもたらすやも知れません。

被害にあった方にとっては本当にやるせないものでしかないでしょう。

私も24年前に大自然の猛威に触れた経験があり、

阪神大震災の揺れをど真ん中で受け、家も仕事も失いました。

 ですが同時に「生きるエネルギー」を貰いました。

私の生き方はその日を境に、完全に切り替わったのです。

 

大自然の発するメッセージはダイナミックに私たちに影響を与えます。

何が起こるか、ではなく、どう生きるのか。

常に人生のパートナーである自然からのメッセージを心に持ったまま、

その先にある世界を見つめて前進できたらと願うばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハワイという島に咲く桜

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春爛漫!

そんなウキウキした季節がやってきましたね。桜の花も街に柔らかな色を添え、ホッとため息が出るような美しい風景が辺りに広がっています。

 

毎年この季節を迎えると、やっぱり日本に生まれて良かったなぁとしみじみ思います。桜吹雪の舞に歩みをとめて感じ入る感覚は、日本古来から私たちが無意識に受け継いできたものなのではないでしょうか。

 

さてこの桜ですが、実はハワイでも見られるのをご存知でしょうか?

 

オアフ島には「Wahiawaka(ワヒアワ)」と呼ばれる地域があり、そこでは1月末頃から桜を楽しめるということです。さすが南国ハワイ、そんなに早くから桜が咲くんですね。

 

ここで見られるのは緋寒桜と呼ばれる種類の桜で、ソメイヨシノとは少し違った濃いピンク色をしたお花です。ワヒアワ本願寺では「桜まつり」が行われたり、トロリーと呼ばれるミニバスに乗り、桜を見て回るというお花見の企画などもあるようです。

 

こちらの桜は日系移民の方々が植えた桜だそうで、数千という数の桜の木があるということですよ。ハワイから遠く日本を想うその気持ち…きっと懐かしさや寂しさの入り混ざる複雑なものだったのでしょう。

 

ですがもし桜を見ることによって「そこ」に故郷を見い出すことができるなら、その風景は日系移民の方々にとってかけがえのないとても大切なものになっているのでしょうね。

 

 ハワイの日系人にとって、深い意味を持つハワイの桜。ハワイで桜を見かける事があれば、足を止めてその存在の深みをじんわりと感じ取れたら素敵ですね。

 

さて、ロミロミサロンの「Hale lani o Hina」ですが、海外出張などでしばらくの間お休みを頂いております。また再開致します際にはこちらのブログでご案内致しますので、どうぞ少しの間お待ち下さいませ。

 

Mahalo nui loa

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハワイで出会ったサンタさんから「MELE KALIKIMAKA」!

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「MELE KALIKIMAKA」!

 

もうすぐクリスマスがやって来ますね。

ハワイでは「メリー クリスマス」を「メレ カリキマカ」と言います。

 

そしてハワイのサンタさんの姿は何と短パン!

その隣にはトナカイではなくサーフボードという出で立ちです。

寒い日本と比べてハワイはやっぱり暖かいんです、

12月の半ばにハワイに行ってきましたが勿論半袖でOK、

コンドミニアムのベランダに出るだけで日焼けするという日々でした。

 

明け方や夜、風の強い日は羽織るものも必要でしたが、

基本あったかかったので私は朝から海に入りに行ってきました。

 

ティーボードに乗っかってゆらゆらと海を漂いながら見る、

ダイヤモンドヘッドの美しさはホントに格別でした。

たくさんのホテルが立ち並ぶワイキキビーチ、

その向こうにそびえるダイヤモンドヘッドの美しい山並みは、

昔から今までその姿を変えることなくそこにあります。

 

時代の流れに沿ってどんどんと変わりゆくオアフ島

モノレールが作られるという話もありこれから急速な変化もあるでしょう。

変わるもの、変わらないもの、

一度変えてしまっては元に戻らないもの…様々です。

 

生きていく上で大切なものを見失わないようにする為には、

私たちはあらゆるものによって「生かされている」と感じながら、

その日その日を大切に過ごすこと…

それはとても単純でいて、とても重要なことなのかもしれません。

 

もうすぐクリスマス。

街中には幸せな雰囲気が漂って、祝福の歌が鳴り響いています。

 

家族や友達にプレゼントを用意するのも楽しいですが、

どうか自分自身にも素敵なプレゼントを用意してあげてくださいね。

それは形あるもの、ないもの、何でもいいと思います。

あなたが心から幸せになれるものは何でしょうか。

 

メリークリスマス、メレカリキマカ。

どうか素敵なクリスマスをお過ごしください。

 

 

※神戸・舞子の海の近くのロミロミサロン

「Hale Lani O Hina」は、現在冬休みを頂いています。

また再開します時にはこちらのBlogでお伝えしますね。ALOHA!

 

 

 

 

 

 

 

 

秋・冬休みのお知らせ&ハワイ島のホットポンドのお話

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アロハ!

秋めいてきたと思っていたらもう10月。朝晩の冷えがやって来ましたね。ロミロミサロン「Hale Lani o Hina」は、今から秋冬休みに入ります。そして思い切って、身体が冷えやすいこの季節に、湯治の旅をすることに決めました。

 

湯治といえば温泉。日本には沢山の温泉があります。温泉の泉質によって色んな効果があると言われていますが、日本では昔から湯治をして、病気を治すという考え方があります。人間だけではなく動物たちもその効果を知っていて、傷を癒す為に湯に浸かっている動物を見つけたのが源泉発見のきっかけという場所も多いと聞きます。

 

温泉の泉質は9種類あると言われていますが、その内容は単純泉塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、二酸化炭素泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉となっています。例えば単純泉は無色透明で刺激が弱いので赤ちゃんでも入れます。また、慢性婦人病や不妊症、月経障害などにいいのが塩分を含んだ塩化物泉、他にも鉄分をたっぷり含んだ含鉄泉や匂いが独特の硫黄泉など、一言で温泉とは言い表せないような特徴がそれぞれにあります。

 

最近は湯治で身体を治療するといった昔からのものとは別に、安価な長旅としても利用されているようです。自炊をしながら長期滞在する自炊宿といったスタイルもありますし、マンション型式貸別荘のコンドミニアムもあるようです。もちろん短期間で温泉街の湯巡りするスタイルも人気で、入湯手形を使って1日で幾つかの温泉を巡ることができるような場所もあります。

 

温泉って考えてみると凄いですよね、だって気持ちよく温まっているだけで身体を治癒できるんですから。しかもその熱の元は地下にある、大地のエネルギーそのものなので、私たちが地球からダイレクトに身体に受け取ることができるギフトとも言えるでしょう。

 

温泉といえば、日本だけではなく世界にもあります。ハワイ島にはホットポンドと呼ばれる空間がありました。実はこのホットポンド、今年の地震で始まった溶岩活動によってあっという間に埋まってしまったのです。観光地としても有名な場所でしたが、このホットポンドの消失は地域の人々にとっても大きな悲しみとなっていました。

 

ですが、この溶岩を流し続けた火山の女神ペレは、破壊だけではなく創造の女神でもあったのです。ホットポンドがあったカポホと呼ばれる場所に、ペレは新たに美しいラグーンを作り上げました。それだけではなくポホイキと呼ばれる場所には長い黒砂のビーチが誕生し、その近くには新たに小さな島が浮かび上がってきたといいます。ハワイの女神様がそんな素敵な事をしてくれる訳はきっと、人々がいつも彼女を敬い、彼女の為の踊り(フラ・カヒコ)を踊り続けているからなのではないかと、私はそう感じています。

 

新たに生れたラグーンがまた、人々に愛されるホットポンドとなる日を心に思い浮かべながら、日本の温泉で湯治の日々を送りたいと思います。また、サロンを再開する時にはお知らせいたしますので、暫くの間お待ちくださいませ。では、A HUI HOU(またね)!

 

 

※写真は、黒川温泉の黒川荘パンフレットより転載させて頂きました。

 

 

 

「ホオポノポノ」と「ウニヒピリ」

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ALOHA!

暑い日が続いていますね。

ここまで暑いとついつい冷たいものばかり飲んでしまって、身体の芯から冷えてしまうことがあります。外に出るのも厳しいような気温なので、家にこもってクーラーをかけてようやく家の仕事がはかどるような日々。運動したいけど熱中症が…などなど。とにかくいつもとは違った環境に戸惑っている人も多いのではないでしょうか。

 

何とかしてこの暑さを乗り切りたいものですが、その対処法として「極端に全てを冷やしすぎず、暑い時にも暖かいお風呂に浸かったり、暖かい飲み物を飲んだりすることも大切」なようです。もちろん熱中症も怖いので、様子をみながらといった具合になりますが。

 

あるマッサージ店では、この暑い時であるにも関わらず「ホットストーン」が人気だそうです。どうやら外側は冷やしても、身体の芯は温めるといったことを重要視した方が良いようですね。

 

さて、暑さで疲れた身体をリフレッシュさせる方法のひとつとして、ロミロミマッサージがあります。クーラーで凝り固まった身体をほぐし、全身に血液を行き届かせるお手伝いをしつつ、いらない老廃物を身体の外に出していくことが可能です。暑いから身体は動かしたくないよ〜だけどこの身体を何とかしたいという方には、ごろりと寝転んでいるうちに気持ちよく血液が循環するロミロミマッサージは最適ですよね。

 

猛暑はすでに長い期間続いています。暑くて眠りが浅かったり、シャワーだけで済ませて身体が緩んでなかったりと、暑さから起こる色んな原因が積み重なって身体が突然に悲鳴をあげることになるかも知れません。そうなる前に一度、ケアをしてあげる余裕があると身体も心も喜びます。

 

心が喜ぶということで思い出すのが、「ウニヒピリ」という言葉。これはハワイの「ホオポノポノ」を世に広めたことで有名なイハレアカラ・ヒューレン博士が本の中で教えてくれたことなのですが、自分の中にある「潜在意識」のことをウニヒピリと呼ぶそうです。このウニヒピリはもうひとりの自分なのですが、気が付かない間に「表面意識」である自分が、ウニヒピリをないがしろにしてしまっていると言うのです。

 

このウニヒピリの信頼を得ることで、私たちは「ほんとうの自分」を体験できるそうです。自分とウニヒピリがバランスを取り始めた時、心の深い部分が喜びます。ウニヒピリとしっかり交流し、今までの不必要な記憶を手放していくのがホオポノポノ。そこからようやくアウマクアと呼ばれる「超意識」とも深く繋がっていくことができるのです。

 

これには時間をかけてゆっくりとやっていくプロセスが必要ですが、まずは自分自身の心の声を聞くということが必要不可欠となってきます。潜在意識であるウニヒピリ。そのもう一人でもある自分に、たまに話しかけてあげてくださいね。会話をしている内に、きっと自分自身のことが客観的に見えてくるのではないでしょうか。何をどう話しかけるのかわからない時は、身体のケアをするのもありだと思います。とにかく自分を大切にすることから始めてみましょう。

 

少し難しい話になってしまいましたね。話を始めに戻すと、この「猛暑」という厳しい環境の中でたぶん大事なことは「行動しやすい環境・状態をつくっていくこと」のような気がします。暑さのあまりに何もしたくない気分にもなりますが、ひとつひとつ対応していって、健康な身体と心を維持しながらこの夏を楽しめると素敵ですね。

 

  

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